どんなバレエシューズがいいの?
こんにちは!カトルカールバレエスタジオTOKYOの高橋一輝です!
今日は『どんなバレエシューズが良いのか』というお話をしたいと思います!こどもでも、大人でも共通のお話です!
まず、材質ですね!
バレエシューズは布製と革製の二種類に大別されます。中には前半分だけが革製という製品もあります。
この二種類で最近のバレエ事情に適しているのは『布製』です!
理由はバレエ用リノリウム床が浸透してきたことです。以前は木の床が多かったのでので革の方がグリップがあって良いということもありました。昨今は滑りにくいリノリウム床が多くなっているので、布製のバレエシューズが適しています。
当スタジオもバレエ用リノリウムなので布製バレエシューズがおすすめです!管理も楽ですしね!
そして、ソールですね!
靴裏の形のことなのですが、フルソールとスプリットソールの二種類があります。
これに関してはどちらでも大丈夫と考えています!フルソールの方が足裏の筋トレになるという話もありますが、どちらにせよ、まずはしっかりと足首の関節の動き、足の諸関節、指の動きをしっかりと習得しなければなりません。筋トレ効果などはその後検討していけば良いと思います。
足の動きがしっかり出来てくる頃には、好みが出てくると思うので、その時にしっくりくる方をチョイスするのが良いと思います。
サイズのこと
やはり気にしていただきたいのはサイズですね!
足に対して小さいものは靴の中で指が丸まってしまうので、避けた方が良いです。
大きすぎるのも踏んでしまったり、見た目が良くなかったりと問題があるので、その時点でのジャストサイズがベストだと思います。成長期であればジャストよりほんの少し余裕があると良いでしょう。ただバレエシューズは回転の摩擦で半年ほどで穴が空いてしまうので、余裕を見すぎるのは良くないです。
そもそも左右って
バレエシューズには新品の段階では左右はありません。(※最近の進化系バレエシューズには最初から左右がある製品もあります)
ただ履いていると布ですので、足の形に伸びてくるので左右が出来てきます。上級者はこの布が伸びる性質を利用して足にフィットさせています。
ですので左右を決めて履くのが良いでしょう。
ゴムの縫い付け位置(最重要)
そして一番大事なのがゴムの縫い付け位置です!ここを間違えると、バレエシューズ本来のフィット感が出せません。
ポイントはゴムが土踏まずを引っ張れる位置につけることです!
こちらは玲凪先生の御御足です!ゴムがしっかりと土踏まず部分の布を引っ張って、フィットさせてくれているのがわかると思います。
こちら私の足ですが、同様に土踏まず部分を引っ張り上げる力が働くような位置に縫い付けています。
これによって足先がよりすっきりと見えるわけですね。フィットしている方が踊りやすいですしね!
前ゴムは閉めすぎない!
前ゴムとはこの細い紐ですね!
かかとがずり落ちないために締めるゴム紐なのですが、これがきついとアキレス腱付近が鬱血して痛くなってきます。
自分がジュニア時代、皮膚に跡が付くくらい締めていて、クラスの後半になると痛くなってきて、レッスンに集中できなかった経験があります。その頃はシングルゴム(交差してないゴムの付け方)だったのでカカトが脱げやすかったんですね。それでギュウギュウと締めてしまっていたのですね。
足の形によって適したゴムの方式、締める強さなどありますので、先生たちと相談しつつベストを模索していくの良いですね!
以上、バレエシューズに関してのあれこれでした!
ご参考になさってください!