ものすごく大事!!バレエ床のおはなし
バレエを踊る上で必要不可欠なもの、それは「床」です。稽古場ではもちろんのこと、舞台でもダンサーの体を支えて、動きの起点になっているのは床です。
この床、なんでも良いというわけではなく、バレエに適した床である必要があります。
まずは『リノリウム』。滑りにくい素材でできており、現在バレエの公演、発表会、コンクールなどはこのリノリウムという適度な摩擦をもった床材を舞台面に設置して行われています。
それに合わせて、稽古場、レッスン場の床もリノリウムを敷設しているお教室が増えてきました。回転のパなどでは摩擦の影響を多く受けるので、なるべく本番に近い環境でレッスンするためです。
そしてさらに大事なのがその下、「床の構造」です。バレエは跳躍の動作が多くあり、かつ靴は薄い布と革でできていますので、身体への衝撃の大きさは床の構造によって大きく変わってくるのです。バレエ床は、床板自体がほんの少したわむことと、ゴム部品で衝撃を分散し、ダンサーの体を守っています。関節や骨などの健康を維持したまま踊るために、非常に重要な要素の一つです。(もちろん筋肉の使い方、着地の指導など他の要素も同様に重要です)
当スタジオでは約8センチの厚みを持つ床構造を導入し、成長期の子供や、長くバレエを楽しみたい方の身体に配慮しております。私自身、ここでレッスンしていると腰と脚の疲労感が少ない実感があります。
床面もバレエ用のリノリウムを敷設し、より舞台に近い練習環境を整えました。
健やかな成長と、楽しいバレエライフにこのバレエ床が寄与してくれることを願っています!
以下バレエ床工事の様子です!ご参考までにご覧ください。